【近況報告】頭と心の整理でいっぱいだよ(7.19)

怒り、憎しみ、恨みが消えない…同じ記憶を繰り返す原因を探した|感情はどこからくるのか

Giacomo ZanniによるPixabayからの画像
ココロの話
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スピリチュアルやめたぜ!とか色々メンタル話をしたがる私ですが、いつまでも付き合っている古い感情があります。

  • 怒り
  • 憎しみ
  • 恨み

そうなの、恨みつらみがヤバいのね。

ネガティブな感情の代表格とも言えるこれらが、ふとした瞬間にぶり返し続けます。大体の人がそうでしょうけど。

でも、いくら当時の怒りが消えなくても、それを放置したままの人って多いと思うんです。もう終わったことだし…周りからは『忘れなよ~』って言われるし…。

いや、忘れられないから困ってるんだ。

私も、20年以上前の出来事で未だに思い出し怒りをします。自分でもうんざりするよ。いつの記憶で怒ってるんだと。

で、ある時ふと感じたのね。

同じ記憶でいつまで怒り続けるんだろう、と。

その理由がわかれば、今後同じ記憶を思い出しても、これまでのようなネガティブな感情とは違ってくるんじゃないか…?


こんなことを考えた私は、ずっと繰り返していた怒りや憎しみを、あえて感じています。そこからわかったこと・気づいたことをまとめていきます。

本記事の流れ
  • Step.1
    ネガティブな記憶をあえて書き出す
  • Step.2
    その記憶からわかることを洗い出す
  • Step.3
    怒り、憎しみ、恨みなどのネガティブな感情の原因を掴む

ざっくりですが、こんなステップで向き合っています。

一般的に「トラウマ」と呼ばれるような記憶は別にして、過去の記憶で何度も心が苦しくなったり、怒りが消えないなど、感情の行き先に困っている方の参考になれば。

それではどうぞ。

ネガティブな記憶をあえて書き出す

Photo by Elijah O’Donnell on Unsplash

まず、何度も思い出してしまうネガティブな記憶たちを、自分の内部から取り出しましょう。そして、内容を確認します。

内部から取り出すためには、書き出したり口にすると良いと思います。この項目は取り出した私の記憶の一部なので、読み飛ばし推奨です。

本項には過去の対人関係を含んでいますが、特定ごめん!のため表現は抽象的にしています。

「やめてほしい」が言えなかった件

ある会社で一時期同じグループだったAさんは、気分で猥談やイタズラが解禁される人だった。私はそんなAさんに、萎縮してしまう感覚があった。

誰かをターゲットにしては意地悪そうにゲラゲラ笑う時間が来るのが苦痛だった。だけど「やめてほしい」という、たったひと言が口にできなかった。

理由はいくつかある。慕っていた上司が退職し、その時期は相談できる人が居なかったこと、「迷惑だ」と言える明らかなトリガーが見つからなかったことだ。

そして最大の理由は、自分の気持ちを相手に伝えるのがヘタな私にある。

私が言わなければ平和に職場は動く…と我慢し、今日は声を聞きたくないなって日はトイレに逃げていた。

そうしたら過呼吸のような症状が起こるようになった。言いたいことを抑え込んだ結果なのだろう。

ただ、そんなことを繰り返すうちに少しずつAさんと話せるようになり、トイレに逃げる程の苦手意識はなくなっていった。


ある時私は手を痛め、病院後に出勤した。仕事への影響は少なかったのでそのまま勤務し、Aさんと一緒の日があった。

私がケガをしていることに気付いたらしいAさんは、見えていないと判断したのか、私の痛めた手を叩くフリをした。ニヤニヤしながら。

まぁ見えてたんだわ…。睨みつけでもしようかな、と思ったものの、周囲に人が多かったのでやめた。

あ、私なめられてるんだ。

Photo by Felix Koutchinski on Unsplash

薄々気付いてはいたけど、やっぱりそうなんだな。と、これまで何も反応しなかったことを後悔しましたね。

この後すぐ私は異動したためAさんとはそれっきりだが、Aさんのような人と会うと未だに顔色を伺ってしまう自分がいる。

よく知らん人に煽られた件

ある会社の飲み会で初めてお話したBさん。部署が違うため、挨拶したことあるかな?レベルの関係。少なくとも私はよく知らなかった。

けど、同じテーブルで話し始めた数分後、私はその場でBさんにバカにされていた。

その後グイグイと酒を飲み、どこかへ行ったBさん。私はただポカンとしていた。

嫌われるようなことをした覚えはない。悪意があったわけではないのかもしれない。そのくらいはっきりと、ストレートに言われたから。

Bさんとはこれ以降、関わることも会話らしい会話もなかった。だから未だに、あの時の彼女の圧の強さは忘れられない。もしかして記憶がないだけで、前世では関わりがあったのだろうか?

居場所がない件

C社では、本当に仕事が出来なかった。

元々「とりあえず職場決めなきゃ…」という義務感から働き始めたからか、この職場と私は合わないとわかっていても辞められなかった。

それは、勤務態度に表れていた。先輩や同僚にも迷惑かけたと思う。その後は書けないが、ちょっとトラブルが起こり、自主退職を選んだ。

しかし、何年経ってもC社付近には近づけなかった。何かの流れで近づいても、C社の方面を向けなかった。知っている顔と会うのが怖かった。向こうも同じだろうが「無かったこと」にしたかった。


ある時、夢にふとC社のような場所が出てきた。私は当時を思い出しまた落ち込んだ。しかしふと何かを感じ、現状を知っておこうとC社の名前を検索した。

C社は、なくなっていた。

Photo by Erik Mclean on Unsplash

うおおおおおあああああああああああああ!!!!!そうなんだ!!!!!!!

それを確認した私は声をあげて泣いた。C社での記憶を何度も思い出すのは、これで最後にできるような気がしたから。


合わなきゃ辞めていい。お互いのためにも。当たり前にある選択肢です。だけど、C社に居た頃の私は「当たり前の選択肢」を選べなかった。

学生時代は散々逃げていたのに、社会人になってからは「逃げる」という選択肢がいつの間にか消えていた。生活がかかっているからだろう。

当時の自分にひと言伝えられるなら、この言葉を送りたい。

書き出した記憶を見つめる

Photo by Eugenia Maximova on Unsplash

苦い記憶たちを書き出したら、それをひとつひとつ見つめていきます。

  • 本当は何を言いたかったのか?
  • 本当はどうしたかったのか?
  • あの出来事は何の意味があったのか?

そんな「出来事と改めて向き合って感じたこと」を、何でも良いので洗い出します。

意地悪な人のほうが楽しそうな理由

AさんもBさんも、私から見て意地悪な人でした。『何でそんなこと言うんだろう…』みたいな。相手が不快に感じようが知ったこっちゃねえ!というタイプ。

でも、そんなAさんBさんのほうが、私より確実に人生充実しているようにも感じていた。勿論、表面的な情報から判断しただけだが、耳にした話ではそう思えた。

――実はココに、私にとって非常に重要なヒントがあった。しかし私は、それに気付くことなく、ひたすらモヤモヤしていたのだが…。

次、大事なこと書きます。

出来事からわかること

AさんもBさんも、私がどう思うかまでは、どうでもよかったのね。そして私は、こういった姿勢を学ぶことが、当時必要だったのだ。

要は「特に好きでも仲良くもない関係性の人」に悪く思われようが、大したことじゃない――ということを知る機会だったのね。

この感覚は、非常に大切な価値観です。これがないと「自分がどうか」ではなく「相手がどうか」を優先して日々を過ごすようになるから。


私はA・Bさんとは逆で、関係性の薄い人であっても、悪く思われるのはイヤなタイプ。普段全く絡みがなくても、より多くの周囲の人に良く思われたい。

関係性の薄い人であっても、嫌われると自分がどういう扱いを受けるか、学生時代から散々経験しているからね。

だから私なりに他者を不快にさせないよう気を遣ったし、良い人だと思われるよう出来る範囲でふるまった。

――これが正解か不正解か、もうお分かりだろう。この「斜め上の頑張り」が、怒りを生むわけである。

私は周りの気分を害さないように過ごしているのに、どうしてあの人にバカにされなきゃいけないのか?私は気を遣っているのに、どうしてあの人のほうが楽しく仕事しているのか…。


今の私なら、この怒りの原因がわかる。

“大人しくしていれば嫌われない(好かれる)だろう”みたいな、自分の行動に条件をつけていたのが原因。自分の気持ちを抑えて自分に制限をつけて、周りから評価を最優先に考えていた。

だから、なめられる。あいつは何も言わないからwなどと。だから、良かれと思って行動しても、自分でつけた条件の中でしか動かないからツラくなる。こんな思いをする。

あの時の私に必要だったのは、AさんBさんのように「他人の評価より自分の気持ちを考える」という価値観を持つことだった。

改めて向き合うと、AさんBさんとの出来事は、この価値観を教えてくれていたのだと思えるようになりました。

他人に軽く扱われがちな理由

私の人生で割と多かった「関係性の薄い人から雑に扱われる」というイベントは、社会人になって始まったものではない。振り返ると、いや振り返らなくても、小学生時代から既にあった。

大して仲の良くない同級生や、入学したてのほぼ初対面の子…ひとりひとりには、それほど大きな理由はないのかもしれない。しかし私の場合、生活のステージが職場に変わっても続いてしまった。

誰かに雑に扱われることなんて、生きてりゃ別に珍しくもない。が、何年も似たような状況が起こるので、真剣に考え始めた。

どうして私は、関係性の薄い人からここまで雑に扱われなきゃいけないのか?


これもまた、ちゃんと理由があったのだ。

出来事からわかること

ひとつは、先ほど[意地悪な人のほうが楽しそうな理由]で挙げたように、自分の気持ちを抑えて自分に制限をつけて、周りから評価を最優先に考えていた点。何も反応しない人ってことで、軽く見られていたのだろう。

そしてふたつめは、私自身が『私を軽く扱っていいですよ!』という看板をずっと掲げていた点。しかも、気づかないまま。

…どうしてそんな看板を、わざわざ掲げていたのか。

私が私の価値を、低く見ていたから。自分は価値のない人間、私はしょぼい存在です。という自己評価が強くあった。


自己評価の面白い所は、自己評価を再現している出来事を経験すると、その自己評価がより強固になっていく所です。

だから私の場合で言うと、実際に他者から粗末に扱われる現実を経験すると、

ほら!この人は私をバカにした!やっぱり私は価値のない人間なんだ!!

というように、現実にショックは受けるけれど、自己評価が正しいものだと安心している面もあるんだよね。

自分で<私は大したことない人間です>って落とし穴を作ったのに、それにハマる度痛いだのツラいだの嘆くようなもの。更に、落とし穴にいる自分にどこか、安心している。

………バカバカしいですね。でも、本気でやってたんです。しかも何年も。


ここに気付くまでは、完全に被害者側でしか出来事を解釈できませんでした。でも、ここに気付いてからは、新しい解釈ができるようになった。

あ、教えてくれてたんだ。と。

お前、自分を低く見てるだろ。だから相手もお前を低く見るんだ。雑に扱うんだ。イヤなら変えてみな。自分の見方。

私の中の私は、人間関係を通して何度も何度も、価値観の歪みを教えてくれていたんですね。

記憶が繰り返されるのは何故か

Image by Wilfried Pohnke from Pixabay

ひたすら傷ついていた自分でも、あの時とは違った解釈をすることで、気持ちもラクになっていきます。

ただ、違った解釈が手に入るまでは、無意味なリピートに思えるんだよね。忘れたいのに、私の頭がそうさせてくれない…その繰り返しでした。

では、どうして同じような記憶が繰り返されるのか?掘り下げてみましょう。

関係が更新されないことによる“消化不良”

何度も繰り返す記憶って、直接会うのが難しい人への記憶が多くないですか。

  • 連絡手段もなく、相手の現状も不明
  • 死別含めて、もう会うことのない相手
  • 関係性が変わってしまった相手

つまり、相手の新しい記憶が作られにくい状態。相手の記憶が苦いままになっちゃってる。消化不良なんですよ。

だから頭に残ったままなんだよね。で、それを消化しようと、記憶が繰り返される。

こういった想いを解消するセラピーもあります。私は以前『家族の座(※)』と呼ばれているセラピーを受けたのですが、そこでは、解消したい場面に必要な分の代理人を用意して進めるんです。

自分だけで完結させず、他者を用意してアプローチしていく。相手と直接対決ができなくても、代理人を使うことで記憶や現象を更新できるんですね。

※バート・ヘリンガーというドイツの心理療法士が確立したセラピー。家族間以外の関係性にも使われるらしいです。詳しく知りたい方は検索してみてください。

\ 本も書かれています /

で、どうしてこうまでするかというと、繰り返す記憶には「心残りがあるから」なんですよ。

少なくとも私の場合、ネガティブな記憶は殆どそうです。

  • 言い返したいのに声が出なかった
  • 相手が怖くて反発・抵抗できなかった
  • 担当者に理由を聞けなかった
  • 自分が望む行動ができなかった

真正面から向き合えなかったから、消化不良になった。

結果ボロボロになったとしても、髪の毛の掴み合いでもやれていれば、結末が違ったはずなので、記憶も違うと思うのね。あんとき腹立ったけど、相手の顔面白かったな~とかね。

繰り返す記憶を止めたいなら、そのままにしておかない。消化していくことが重要なんだと思います。

相手を撃退するイメージは効果的か?

Pete LinforthによるPixabayからの画像

苦い記憶を何とかしようと、色んな方法を試す方も多いと思います。スピリチュアルとか自己啓発とか、それ系の本を漁ると色々出てきますし。

私は相手への怒り・憎しみの気持ちが強かったので、どうにかしてその気持ちを発散したかった。で、辿り着いた方法が…

相手をやっつける(撃退する)イメージング。

もちろん、リアルじゃ色んな意味で難しい、アンパンチ的なアレです。だからこそイメージングを実践するとも言えるね。

スッキリしない理由がある

最初はまあまあ楽しかった。なんせイメージの中ですから、事実からかけ離れてもいいのです。異世界転生した主人公のようなものです。

…でも、撃退してもなんかスッキリしない。感情にも変化がない。相変わらず思い出し怒りは続く。イメージし直しているのに、なんでだろう?

理由①精神的か肉体的か

まず、私は相手に“肉体的に”傷つけられたワケではないので、撃退行為はただの攻撃になってしまう。

こんな感じですね。

わたし

撃退(脳内で)
↓↓
肉体的ダメージ

あいて

わたし

でも、わたしが相手に返したいダメージは
「精神的ダメージ」

だから
肉体的ダメージを(脳内で)与えても
嬉しいワケではない

これがスッキリしない理由


方法には、それぞれ相性があります。肉体的な恨みがある相手であれば、有効かもしれないですね。当たり前ですが保証はできません。

理由②イメージングより優先したいこと

いくら相手を何度も脳内撃退したとしても、記憶が苦いものであることには変わりません。

ってことは、怒りが続く限り、あるいは今後苦い記憶ができた場合の対策として、脳内撃退を続けてしまう―というリスクが生じます。

もし、あなたがこの方法でスッキリして、記憶も感情も整理し直せるなら別ですが、そうでなければ根本的解消には繋がりません。

つまり、撃退イメージングを実践するよりも、優先したいことがあるんです。そもそもね。


じっくり読んでくださっている方は、もう気付いたと思います。

まとめ:その出来事をどう扱うかは、自分次第

Photo by Designecologist from Pexels

生きているだけで、色んな出来事が起こります。その出来事の中には、精神的な負荷がかかるものも多いでしょう。

この「精神的な負荷」がポイント。

精神的な負荷のまま置きっぱなしにしておくのか、負荷を分析して未来の自分の材料にするのか。

例えば、出来事Aで生じた怒りをネガティブな感情として捉えている限り、怒りに振り回される自分が続きます。

何かの拍子に、カチッと出来事Aを思い出してしまい、お腹に力が入ったり無性に怒鳴りたくなったり、色んな身体反応が起こります。

が、その記憶にバタバタして過ぎ去るのを待つんじゃなくて、一度ストップをかける。

え、待って。ちょっと待って。
私なんでこんな怒ってるの。みたいな。

これが変化のスタートです。怒っている自分から、怒りを分析する自分への。


『え?ムカつくから怒るしょ?』と思う方もいるでしょう。怒りって面白い感情で、怒りの奥には色んな本音を含んでいることも多いです。

自分が過去に、他者に対してとても怒った時を思い出してみると、相手に伝わっていない無力感や悲しみの裏返しだったりする。

『人間知性論』という哲学書の著者(デイヴィッド・ヒューム)の言葉で、こんな表現がある。

深い悲しみと失望が怒りを生み、怒りが妬みを、妬みが恨みを、そして恨みが再び深い悲しみを生む。
※一部抜粋

ネガティブな感情って、終わったこととして放置しがちだけど、他の感情と関連しているパターンも多いんだよね。

そうやって、苦い記憶をあえて確認していくと、出来事や相手への新しい解釈や、苦い記憶の共通点が発見できます。

あの出来事、私はずっと被害者なんだと思っていたけど、あの状況は「新しい価値観を得る」という見方もできるんだなあ…

似たような相手にばかり振り回されてきたけど、これって、自分の中のこういう部分を修正しろ!と言われていたのかも…

こんな感じで、今までと違った視点で捉えられるようになったら、苦い記憶の価値を変えられるチャンス。

過去は変わらないけど、解釈は変えられる

出来事の中には、今更変えられないものだってあります。今新しい解釈ができても、あの時の私は癒されない…。そんな古い感情だってあります。

気持ちはよくわかります。一番救われたかった私は、“あの時の私”なんだ。

そんな“あの時の私”から、引き継いでいるものがあります。過去の記憶と、過去の記憶から生じる感情・感覚です。

だから、過去の記憶―特に苦い記憶・繰り返す記憶―にアプローチする。

そのアプローチに必要なのが、過去を忘れることでも、過去を無理やりねつ造することでもなく、過去の解釈を変えていくことなんだと感じるようになりました。

不快な過去だったけど、あれはあれで理由があるんだな――こういう感覚は、未来の自分を少しプラスに動かしてくれるかも、しれませんね。

\ でも身体で発散したい…そんなアナタに /

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