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漫画の連載は逃げる!好きな作品が打ち切りになる前に、読者ができること

漫画・書籍 趣味
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スマホの普及により、漫画は「紙で読む時代」から「紙か電子か選べる時代」になりましたね。最近はもっぱらスマホだわ!という方も多いと思います。

で、スマホで漫画を読んでいると、こんな経験ありませんか?

女性A
女性A

お気に入りの作品、更新されないままなんだが…

男性B
男性B

気付いたら連載が終わってたw

はじめに書いてしまうと、その作品は「利益が見込めないと判断されてしまった」可能性が高いのです。俗に言う、打ち切りです。

どうしてこんなことが起きるのか?作品を管理する編集側が、連載を続けても売上は期待できないと考えたから。

この結論が一旦出されると、殆どの作品は展開がどうであれ、連載終了へ向かいます。

残りの掲載回数に余裕があって自由に描けるパターンもあれば、「あと○回分で終わらせてください」とページ数が限られたり、連載の更新も打ち切りのお知らせもないまま、フェードアウトしていくパターンなどもあります。

では、この打ち切りを回避するためには、そして好きな作品に長く連載してもらうためには、読者は何ができるのか?

本記事でわかりやすく解説していきます。それでは、次の項目からどうぞ。

単行本の売上でその後が決まる

数字を確認するイメージ画像
Photo by Pixabay from Pexels

打ち切りと言えば、人気雑誌・週刊少年ジャンプを連想する方は多いでしょう。読者アンケート至上主義とも言われた程ですもんね(※編集部側はこれを否定)。

そのジャンプも、2014年からはウェブでも読める「少年ジャンプ+」を運営中。元編集部で現ジャンプ+を支える細野さん曰く『近年は紙だけの時代ではなく、判断指標が複雑でわかりにくい』のが現状だそう。

ネット上での連載作品も増えた現在、読者アンケートもない環境で、どうやって打ち切りの作品を決めるのでしょうか?

***

実際に作品が打ち切られた漫画家さんのSNSを見ると(他連載との兼ね合いなど作者都合を除くと)、ほぼ理由はひとつです。

「単行本の売上が悪くて…」

つまり、出版社によって細かい判断材料は異なるけれど、確実に共通するのは【単行本の売上が悪いと、連載は続かない可能性が高い】ということ。

特に単行本は、紙版の売上(特に発売1週間以内の動き)が重視される傾向にあるようです。

作者メッセージで『紙で買ってくれ』『書店になければ取り寄せてほしい』といった声がある理由は、これ。紙の単行本が、連載の“その後”を決めるから。書店で取り寄せれば、在庫が動くので。

だから、買ってもらうために書店別の購入特典が用意されたり、Twitterなどで一部分を無料公開するのです。

これは1~2巻刊行時だけでなく、連載がある程度続いた作品でも起こる可能性があります。近年だと『群青にサイレン』が該当します。


この作品は「月刊YOU」連載でしたが、休刊に伴い「ジャンプ+」へ移籍。10巻以上刊行されたものの、売上が振わず完結。

連載中に移籍があった作品なので、他の理由もあった可能性がありますが、こういうラストもあるってことですね。

***

では、一度打ち切り(候補)になった作品は、絶対再開されないのでしょうか?

実は、打ち切りから復活する作品がないわけではありません。

打ち切りから復活した作品

連載終了後に復活、または直前に打ち切りを回避できた作品の一部を見てみましょう!

ひよさん
ひよさん

復活して間もない作品は除外しています

女子高生の無駄づかい(2015 – 現在)


2015年、KADOKAWA「ComicWalker」にて商業連載開始。2017年、新刊が出ないことを告知。

ところが、打ち切り後にアニメ化の話が舞い込むわ、単行本がジワジワと売れて重版になるわで、9カ月後に連載再開。

現在も同社「コミックNewtype」にて連載中…だけでなく、2020年はドラマ化にまで発展。

近年の漫画界で最も波乱万丈、と言える作品のひとつでしょう。

パパと親父のウチご飯(2014 – 2020)


2014年、新潮社「月刊コミック@バンチ」にて連載開始。

2017年、巻数が増えたこと海賊版サイトの影響により売上が伸び悩み、打ち切りの危機に。

ところが、もうひとつの連載『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』のヒットに連動して、本作も重版がかかります!

連載は継続となり、全13巻で完結となりました。

つぶつぶ生活(2011 – 2018)


2011年、講談社「Kiss」にて連載開始。2013年、編集部より連載打ち切り&新作の提案があり、連載継続を選択。

その後、クラウドファンディングにより制作資金を募り、続編執筆。大手配信サイト・まんが王国でも配信され、エンディングを迎えました。

ライジングインパクト(1998 – 2002)


1998年「週刊少年ジャンプ」にて連載開始。翌年3月に打ち切られるも、終了後の読者反響が大きく、編集部は再連載を決めました。

最終的には再連載も打ち切られるのですが、ジャンプコミックスで全17巻の人気作になりました。

***

以上、打ち切りから復活した4作品を紹介しました。

…ですが、このうち『パパと親父のウチご飯』は他連載の影響、『つぶつぶ生活』は作者に連載継続の権利があったこと、『ライジングインパクト』はネットが普及する前の作品――という点を考慮すると…

打ち切り判断された後、連載を復活させる難しさがわかると思います。

当然、打ち切りを受け入れられない担当編集や作者が宣伝を頑張っても、連載再開とはならなかったケースもあるワケで…(こちらのケースが殆どでしょうね)。

となると、読者ができることはもう“アレ”しかないのです。

迷ってるなら、単行本は買おう

お金のイメージ
41330によるPixabayからの画像

結局は、お金を出すことが作品への最大の応援です。そして今の時代、ここに「書店・オンラインでの購入する」って条件がつきます。

出版社は漫画を含めた「作品」を作って売ってお金を得る場所なので、当たり前の話ですけど。

もちろん、SNSでの拡散や連載元の応援機能(あれば)を活用するのも方法のひとつ。でも、一番は出版社に利益が生まれるかどうか。

漫画との付き合い方がどれだけ変わっても、変わらない部分ですね。

紙の単行本がない作品は?

紙の単行本が出ておらず、電子書籍のみの作品でも同じです。

というか、電子書籍のみの発売には理由があります。紙の単行本まで作ると採算がとれないパターンです。1巻は紙&電子書籍で発売したのに、2巻は電子書籍のみ…という作品ありますよね。あれの逆パターン。

なので、電子書籍のみの作品は、売上が好調であれば紙の単行本が刊行される場合もあります。

最近だと『にぶんのいち夫婦』がこのパターンでしたね。

作者公式Twitterより

連載中の作品は?

では、まだ単行本が出ていない作品はどう応援したらいいだろう。これは連載元(出版社)によって連載の判断基準が異なります。基準を公開していない連載元もあるので、参考としてどうぞ。


例えば「LINEマンガ」で本連載中の作者によると、LINEマンガのトライアル作品(※期間限定連載)は「読者数」が重視されるとのこと。読者が多いほうが作品を展開しやすいんだそうです。

LINEマンガはアプリで読むものなので、ブラウザ上でも読める漫画サイトでいうと「閲覧数」でしょうか。

結局数字が決めるんすよ。ネットって。

つまり、単行本が出ていない作品の応援は「友達におすすめする」「SNSで拡散する」が確実な方法ってことですね。

女性C
女性C

これなら、LINEマンガに限らず殆どの作品でできるね!

フリマ購入や海賊版がダメな理由

一応触れておきたいのですが、作品が続いてほしいのであれば、以下のような購入・閲覧は辞めておきましょう。

  • メルカリなどのフリマアプリ
  • 中古ショップ
  • 海賊版サイトの閲覧

これらは「出版社や作者にお金が入る」方法ではありません。作品のヒットを願ったり、作者へお金を渡したいなら控えたほうがいいです。

私も、お金がない時はブック◯フの常連でした。少しでも安く買いたい気持ちは非常にわかります。使うの辞めよ?なんて言えるはずがない。

だからフリマアプリや中古ショップを使う際は、どれだけ単行本を買っても売上には全く貢献できないこと、出版社や作者には一切お金が入らないことを頭に入れておこうぜ。

あとは、まぁまぁレアケースですが、他作品や電子書籍のヒットなどにより、紙の単行本が入手困難化する作品があります。こうなると高値がつきます。

Amazonにありがちですが、この場合も作者にはお金が行かないので注意ですね。

この作品も一時高値がつきました…
女性A
女性A

そうは言っても、漫画に沢山お金を使えない…

電子書籍の場合は、作品が割引されたり、クーポンが出る販売サイトがあります。色々なサイトをチェックして、オトクな場所を探してみるのもいいでしょう。

また、楽天ブックスは全品送料無料なので、単行本の送料が気になる場合に便利ですよ。

まとめ

まとめのイメージ
  • 打ち切りになる主な理由は「単行本の売上」
  • 売上がないのに打ち切り回避・復活はレアケース
  • 単行本の発売状況にあった応援をしよう

漫画家だったことも編集だったこともないですが、いち漫画好きとして「打ち切りになる理由」や「中古品を買う」について、あまり知られていないのではないか?と気になっていて。

今、無料で読める漫画は本当に数多くあります。しかしこれは、少しでも多くの人に読んでもらうための手段です。

一部無料で公開するのも、色んな漫画アプリに掲載されるのも、購入特典描きおろしも、広告掲載も、売上に繋げたいから。無料で読ませるため、ではありません。

コメントを送ったり拡散したり、応援の形は様々ですが、どんな時でも一番の応援は「正規の場所で買う」ことを伝えたかったのです。

***

本記事を書くにあたり、各漫画家さんの発言を参考にさせていただきました。興味のある方は、文字上にあるリンクから各ページに飛べますので、見てくださいね。

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