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大切にしている「その言葉」は、あなたを余計に苦しめる

ココロの話
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7~8年前の話。

人生に行き詰まり感が出てくると、よく本屋をさまよっていた。私の人生を変える一冊、一文を探していたのだ。

本屋には、自分の問題を受け止め、解決してくれそうなタイトルが沢山あるから。

無数の情報から現状にあう内容を見つけては読んで、読んでは光る言葉を書きとめて。それを見返して、

「いつか報われる」「もう少し、今の場所を続けよう」

なんて、胸中では大葛藤している自分をなんとか肯定して、同じ環境で頑張っていた。

それが自分をますます見失ってしまう行動だとは知らずに。


自分の力になってくれるはずの言葉が、知らないうちに自分を苦しめたり、制限してしまっている。

そんな例を紹介します。


ケース1「お給料は我慢料」

ご存知の方も多いかと思いますが、美輪明宏さんの有名な言葉のひとつです。

私は10代だか20代始めの頃、熱心に美輪さんの著書を読み漁りました。だから社会に出て早速壁に当たった時期に、美輪さんの言葉に支えられた部分がある。


ずっと頭の片隅にあった言葉。当時勤めていた会社で何年働いてもお給料が増えなかったときに、凹むたびに言い聞かせていた言葉でもある。

でも、その会社では元々色んなことを我慢していてのソレだったので、ある時給料明細を見ていて、気付いてしまった。

『私の我慢って、こんな金額程度なんだ・・・』


このショックから、給料明細をあける度に『こんなもん』、給料日に銀行で通帳記帳する度に『こんなもん』と、我慢の少なさ(=給料の金額)を突き付けられた。

お金を得て嬉しいはずの行動なのに、私の心はどんどん重くむなしさや無価値感がのしかかるばかりでした。

「誰かの言葉」を信じすぎたあまり、自分の価値観に悪影響となったパターンです。


ケース2「正負の法則

こちらもまた、美輪明宏さんの…お言葉です…。いや、わかりやすく説明するために、ね。

この言葉は、ざっくり言うと「表があれば裏がある」みたいな話です。

 

管理人
管理人

なるほど、負だらけの私はこれから正が起きまくりやな

凹んでいた心にこれは結構響きました。

希望を胸に、やはりこの言葉も頭の片隅に置いていた。私は失ってばかりだったから、これからは得ることばかりの人生だな!みたいな。

だけど、何をやっても得られなかった。

時間や労力を失った分何かを得ていないとおかしいのに、それはなかった。

そうするうちに、いつの間にか得ることが怖くなった。だって、何かを得たら、何かを失ってしまうのだから。

今なら、この言葉はまた違った視点で捉えることができます。正負がワンセットという意味の本質も、よくわかります。

けれど、別視点で見る前は「何かを犠牲にしないと、得られない」と、何かを得る条件を自分で勝手に作ってしまったんですね。この言葉に影響を受けすぎて。

そもそも、何かを犠牲にしなくても得ていい。などとは、思えなかった。


人生の栄養になる言葉を学んでいるはずなのに、その言葉で苦しくなったり、自分に制限をかけてしまう。

なぜ、良い言葉で、苦しくなるのか?

今ならわかる。職場に執着していたことが大きい。

マジで当時の自分と話せるなら『会社辞めたいと思ったら絶対辞めろ!時間と健康が犠牲になるから』と言いたいです。言います。

でも一番は、人生への思い込みが根本的にズレていたのだ。


当時の私は、現状を我慢していつか報われるために有効な言葉を探して、信じていた。

つまり、

「不満や問題ばかりの現状は、我慢するもの」という選択が、当たり前だったのだ。

改めて振り返ると、自分がこういう選択をした背景がよくわかる。

私自身が『この職場を辞めたら、私はもう終わりだ』と思っていたから。強く。

幸か不幸か、仕事内容は好きだったし、自分に合っていた。その分、この環境で生き残れないなら、私は他へ行ってもダメだ。そんな思いも強かった。

現状に不満だらけなら、選択肢は沢山ある。

直接抗議する、環境を整えようと働きかける、考えないようにする、さっさと他を探す…

なのに、どれもやりきれなかった。

積極的に行動するよりも、疑問も不満も飲みこんで仕事をしているほうが、安全だったから。

だから、都合のよい言葉を信じて、今の場所で頑張るしかなかった。

そりゃ、どんな金言でも苦しくなるわ。


自分が大切にしている言葉って、みんなあると思います。良い言葉はもちろん、良くない言葉も含めて。

そんな、頭や心にしまっている言葉でイライラしたり、ツラくなったり、胸が苦しくなったり、虚しくなったり…なんて、ありませんか?

その言葉から離れるタイミングを教えてくれているのかも、しれません。

決して、言葉の選択が悪かったワケでも、合わなかったワケでもない。

離れる時期になってきた、というだけだ。

人は意識していなくたって、変化・成長していってる。やがて好きなアーティストや洋服やメイクなどが変わっていくように、大切にする言葉も変わっていくだけなんです。

だから、価値観も思い込みも解釈も何もかも、変わっていいんです。変えていいんです。

自分の心を蝕んでしまう言葉なら、離れていいんですよ。

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