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内容をまとめ直しました(~21.02.26)
17段階の意識レベル理論――これまで読んだスピリチュアル・自己啓発系の本のなかで『これだ~~~!!』と声が出る程、タメになった理論です。私が。
しかし…
オカルト感が拭えないというか、スピスピしている(※スピリチュアル色が強い、という意味)理論でもある。
誰でもわかりやすく知れる解説はないかなと調べた結果、自分でまとめることにしました。まとめたいとも言う。
目次を見るだけでも理解できるよう構成しました。
なお、この理論は「エネルギー」「パワーの数値」など、独特な表現が使われております。複雑にならないよう、一部表現を省略しました。
意識レベルって何?


そもそも「意識レベル」って、なんなん?
17段階の意識レベルとは、デヴィッド・R・ホーキンズ博士(アメリカの精神科医かつ研究者)が、著書『パワーか、フォースか』にて提唱した理論。
人には17段階の意識レベルがあり、各意識レベルによって発するエネルギーも変わる――といった内容。
簡単に表現すると、自分を自分でどう感じているかをランクにしたものだと、私は捉えています。
例えば、眼鏡って色んな種類のレンズがあって。色ありレンズは正確な色合いがわからないし、度が強ければ近くがよく見えなかったり…と、どんな眼鏡をかけるかで視界に変化が起きますよね。

この“どんな眼鏡をかけるか”を見える化してくれるのが、17の意識レベル理論なんですね。自分の内面は目に見えませんので。
え、ヤバくない??
そう。ヤバい理論なんです。
どうヤバいのか、再び例え話で表現しましょう。
ここに、同じ見た目・能力の女性が2人いたとします。

でも、好きな人への態度はちょっぴり違います。

好きな人には好きって言う!その後から関係深めても、いいでしょ?

まずは仲良くなって、関係を作ってから告白したい…
この告白への姿勢は、それぞれの恋愛観だけでなく、自分をどう思っているかも関係しています。
逆に言うと、こういった背景があるからその行動を選んでいる、とも言えるでしょう。


自分の気持ちを大切にしたいから、相手に伝える。だから告白する。相手に引かれたくない、傷つきたくない。だから告白は慎重に。
恋愛が上手くいきやすいのはどちらでしょうか?
…答えは明らかですよね。
仮に結果がダメだとしても、前者は『気持ちは伝えた』という思いは達成され、次の恋へと進みやすくなります。逆に後者は『あの時、思い切って告白すればよかった』と、選択を後悔するかもしれません。
例え話終わり。
私たちの選択には理由があります。無自覚なものを含めて。その理由には、自分がどんな眼鏡をかけているか=意識レベルも関係している――ということなんですね。
つまり…
意識レベルは、誰でも持っている
この意識レベル、誰にでもあるらしいです。そして、17段階の意識レベルの「どこか」にいるんですって。

うーん、目に見えないものは信じられないな…
ですよね。
そんな方へ向けた、今すぐ確認できる簡単な方法があります。
現状のチェックです。
現在、以下のような状況なら「結果が出ない意識レベル」にいる可能性が高いと予想できます。

頑張ってるんだけど、成果がついてこなくて…

まじで何も報われない 詰んだ
どうでしょうか。
ちなみに筆者も「結果が出ない意識レベル」でした。もうね、図表見て納得しかなかった。ガチで。
だって一番下の意識レベルなんだもん。
自覚はあったけど、実際確認できるとショックなもんだね。

一番下とは草も生えない…
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でも、どんなに意識レベルが低くても大丈夫です。
要は「今の意識レベル」が低いというだけなので、自分次第で上の意識レベルに移ることが可能です。
意識レベルを移動させるためには、今、どこにいるかを確認する必要があります。早速、次の項目で見てみましょう。
自分の意識レベルを探そう

意識レベルの確認は、以下の図表が使えます。

真ん中の項目(パワーの数値)は気にせずで。
意識レベルの数字が大きい程「結果が出にくい意識レベル」です。同じことを取り組んでも結果が得にくいってことね。
なんとなくここかな~って感覚でオッケー。該当しそうな意識レベルが複数あっても、大体この辺なんだ~って感じでいいと(バラバラに散らばってる方は殆ど居ないと思うし)。

具体的に、どうやって今のレベルを探せばいいの?
「上手くいかないときに出る気持ち」を手がかりにすると探しやすいかと。
上手くいかないときに出る言葉って、本音に近いんですね。
例えば…
図表にはない単語が出てきたら、その単語を別の意味に置き換えて探してみてください。
この答えにある単語と、図表を見比べると良いかも。
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どうしてこんな条件にするかと言うと…
この理論で探したいのは“本音=本当の自分”の意識レベルだからです。
普段の自分や理想の自分の意識レベル、ではありません。

本当の自分…?もっとわかりやすく説明して!
【例】上手くいかなかった時を振り返る
具体例が欲しい方に、私のケースを紹介します。意識レベルを探すときに使った、苦い思い出。
【好きな仕事で結果が出なかった時期】のこと。
自分なりの努力はしていたので、変化が起きない自分にも周りにも、イライラしていた。
その時、自分で自分をどう思っていたか。

はい、振り返りストップ。

「自分の存在が恥ずかしい」「惨め」「私は何をしても上手くいかない」という感覚が強いようです。
これを使って、意識レベルを探します。
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なんということでしょう。見事に低い意識レベルで、頭と心がいっぱいの様子。
そりゃあ、頑張っても報われない属性だったワケですよ!!
振り返ると当時はよく、怒りを爆発させていました。だけど、まさか怒りより低い意識レベルだったとは。というか、怒りってこの理論だとまだ高めなレベルで驚き。
確かに怒った後って疲れるもんね。何かに怒れる人って元気だなと常々思ってましたが、無気力抱えてる私よりは元気だね。少なくとも。
さて、筆者の心の傷をえぐりかえしたところで、本題。
各意識レベルの紹介と、それぞれのレベルにはどんな違いがあるのか?見ていきましょう。
「理想の自分になれない状況」という共通のシチュエーションを使い、違いを洗い出したいと思います。例文ヘタなのはごめんなさい。
(17)恥じ
感情:屈辱
理想の自分になれない私は恥ずかしい/こんなことができない自分って本当に惨め…
(16)罪悪感
感情:非難
理想の自分になれない、自分に申し訳ない/こんなことができないのは私がダメだから
(15)無気力
感情:絶望
理想の自分じゃない自分とかどうでもいい…/こんなことができないなら何しても無理
(14)悲しみ
感情:後悔
理想の自分になれない私って悲しい存在…/アレができなかった自分を悔やんでいる…
(13)恐怖
感情:不安
理想の自分になれないと不安だ/アレができない私はどうなるのか恐ろしい…
(12)欲求
感情:渇望
早く理想の自分にならないといけない!/いつになればこんなことをできる私になるの?
(11)怒り
感情:憎しみ
理想の自分じゃなくて腹が立つ/こんなことができないなんてムカつく!
(10)プライド
感情:軽蔑
理想の自分になれないなんて、私って情けない女ね!
(*9)勇気
感情:肯定
よし、理想の自分になろう!/アレができない自分でも、いいかな…
(*8)中性
感情:信頼
今は理想の自分ではないけど、理想の自分になると信じてる
(*7)進んで
感情:楽天的
理想の自分になるために、今はコレをやろう
(*6)包含
感情:許し
理想の自分ではないけど、そういう自分もまた私なんだよ
(*5)理性
感情:理解
理想の自分になれない、ではこういう道でなってみるのはどうだろう?
(*4)愛
感情:尊敬
(注)ここから上の意識レベルは適切な例が掴めていません。わかり次第追記します。
(*3)悦び
感情:平穏
(*2)ピース
感情:至福
(*1)悟り
感情:言語を超えたもの
以上です。
例文から見えてくること

さて、例文をひとつひとつ見たマメなアナタは、ある変化を察知したと思います。
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意識レベルによって、同じ状況でも自分への態度が全然違うことを。
意識レベルを三分割して、共通点を見てみると…
低い意識レベルは、理想の自分になれない自分を惨めに感じたり、責めたり、粗末に扱っています。
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真ん中~少し下の意識レベルは、理想の自分になれない自分に感情的ではあるが、粗末に扱う状態からは脱しています。
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真ん中~少し上の意識レベルは、理想の自分になれない自分を粗末に扱うことも、感情的になることもせず
「現実の自分」「理想の自分」の両方と向き合っています。
すべて同じ状況「理想の自分になっていない」なのに、自分の扱い方や起こる感情が全然違っているんですね。
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意識レベルによる変化がわかったところで、もう一度、例文をどうぞ。
これだもん、その後の行動も変わるよね。行動が変わるってことは、未来が変わる可能性がある…ってことだ。
仕事でミスをして、帰り道に散々自分を責めたら、家でしこたま酒を飲んで忘れようとするのか、ミスを受け止め、反省点を書き出してその改善点までセットして寝るのか。
どちらが良い・悪いという話ではないけど、どちらが今後のミスを防げるか、業務能力が伸びるかは明らかだよね。
意識レベルを上げるヒント


どうやって意識レベルを変えるの?
意識レベルがどういうものかわかった。自分の意識レベル位置も予想ついた。
じゃあ、意識レベルの上げ方は?――ここが精神世界=目に見えない世界の難しさですね。
目に見えない世界なので、この方法が良い!とは断言できませんが、私個人が少なからず手ごたえがあった方法をシェアしてみます。方法のひとつとして参考になれば。
今の意識レベルにいる理由を考える
まず、今の意識レベルに慣れてしまった理由を探ります。住み慣れた理由がわかれば、対策も打てますからね。
住み慣れた理由、大体みんな一緒だと思うんだよね。私は。
先ほど私の意識レベルの紹介をしましたが、どうして私は、恥や無気力などの低い意識レベルになったのかな?(知らんがな)
結果が出なかったから?
元々の自己評価が低いから?
紙メンタルだから?
――恥ずかしさを定期的に感じる”何か”があったからです。
自分の見た目は恥ずかしい、という感覚を持ってた。小学生の頃から。元々見た目が目立つタイプらしく、時々指摘された。
そして、それを“恥ずかしいこと”と捉えていた。
人気者だったらこんな解釈は起こらないけど、人気者じゃなかったので。
この感覚に、出来事・トラブルなどの経験がプラスされ【恥ずかしいし上手くいかない私は、惨めだ】などという感覚に変化していったのかな…―と考えています。
みんな今まで、何かあったじゃないですか。色々。
その中で、強く残った感覚ってあると思うんです。その感覚が、意識レベルを定着させるきっかけになるんですね。


いくつも抱えていることだって、あります。自分はどんな感覚を強く持っていたか探す。
で、持っていた感覚・理由がわかれば、あとはシンプル。
なるほどね~!わかったよ!と、理解する。そして、今の自分より上の意識レベルを選んで、その感覚を学んでいく。
今慣れ親しんでいる感覚は、これからも抱えなきゃいけない感覚ではありません。新しい感覚を手に入れてもいいんです。
それが、新しい意識レベルへの道になると考えます。
上書き保存を繰り返そう
新しい意識レベルに行くカギは、やはり「慣れ」。結局、日々の積み重ねや繰り返ししかなくて。目に見えない部分なので、習慣になるまで続けるしかありません。
それに有効なイメージは「上書き保存」かなと思います。
パソコンで作業される方はお馴染みでしょうが、作業資料に小まめな保存を心がけていても、意図せず元に戻したりしますよね。
同じことが人間の内部でも起こっていると、私は考えます。気持ちや感覚って目に見えないぶん、ちょっとした出来事や感情から「いつもの感覚」に戻っちゃう。
例えば、誰かを許したくて『許します』と口で唱えても、本音では憎いままなら、どちらが「いつもの感覚」でしょうか?憎しみですよね。
いつもの感覚=憎しみである限り、ふとした瞬間に憎しみが溢れだします。
それは当たり前のことです。同じ感情を持ち続けようと思っても、揺れるのが人間。
だから、気持ちが動いている自分を感じながら、新しい「いつもの感覚」を上書き保存していく――それを繰り返すことしかない。
有名な願望達成方法も参考になる
じゃあ、違う意識レベルの感覚を、どう掴むか?
移りたい意識レベルの言葉の意味・ニュアンスを調べ、言葉の意味に合っている例文を自分で作ってみたりしながら、感覚を知っていくのが最も簡単かと思います。
イメージが湧かない!という場合は、ある「願望達成方法」が参考になりそうなので、紹介してみますね。
【引き寄せの法則】という、世界的に有名な願望達成方法があります。
欲しいモノが既に手に入ったかのように振る舞い感謝することで、イメージした欲しいモノ・ヒトを現実世界でも得る――という方法。

この【既に手に入ったかのように振る舞い感謝する】感覚を意識レベルに当てはめると「9:勇気」以上になると考えられます。
なので…
手に入ったかのように振る舞ったり、感謝する
=今の意識レベルより上を体感する
=現実が動く可能性が高まる
って流れを作れるのかなと。

もちろん、現実が動くための行動が最重要だよ!
巷に溢れる幸せの法則も、意識レベル理論から見ると「意識レベルが変わったんだ!」なんて見方ができるんですね。
※注意
ひとつ補足すると、高い意識レベルに移動して、一気に変化を起こしたい!と意気込む方も居ると思います。
私のような非常に低い意識レベルの方がこれをやると、精神的なストレスを強く感じるかもしれません。
私は何度も経験した感覚なんですが、具体的にはこんな現象です。
こんな現象が起こったら、一気に高くなろうとせずに、まず「ひとつ上」に移ることから始める…という方法も参考にしてください。
(例:今の意識レベルが15なら、14の感覚になってみる など)

目に見えない世界も、ダイエットや筋トレと一緒だね!
まとめ

さて…とても細かく説明してきました。お疲れ様でした。いかがでしたか。
終わりに、意識レベルとの向き合い方をまとめます。
目に見えないものを見れる面白い理論であると同時に、自分のことは自分で立てなおすしかない――と教えてくれる理論です。
そして、自分を立てなおし変化させていくためには、今まで経験した過去や出来事、そしてこれから…自分のすべてと向き合うことが、第一歩なんだと思います。
無理やり何かをつぶやいたりw、繰り返し何かを聞くわけではないので手間がかかりますが、その分リバウンドが少なく、精神的なストレスも少ない方法だと、私は実感しました。
この記事の内容が、貴方がより良い未来を作れるキッカケになればと感じています。