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20.05.01 内容・構成を整理しました
この内容は、私が色んなスピリチュアル・自己啓発系の本を読んだなかで『はあ~~~!』なんて声を出しながら感心し、いい形で広めたいなと思った理論です。
しかし、オカルト感が拭えないというかスピスピしている(スピリチュアル色が強い、という意)理論でもあります。一般ウケしない内容だと思うので、誰でも使える解説はないかと調べた結果、自分でまとめることにしました。
記事を、いや目次を見るだけでも内容が理解できるように構成してます。
- 思考を変えるって具体的にどうしたらいいの?
- 既存の説明ではよくわからない・・・
それ以外にも、自分を変えるきっかけを探している人への参考になれば、嬉しいです。それではどうぞ。
はじめに

オリジナル解釈があります
この理論は「エネルギー」「悟り」などの精神世界色の強い単語が使われております。
そういった話が苦手な人でも読めるよう、もとの理論はエネルギーに付随する数字が出てきますが、これを省略しています。理解のためには必須ではないと判断しました。
だって「エネルギー500になると~」とか言われても困るわ笑。
そもそも、意識レベルって何

意識レベルがよくわからないよう
17段階の意識レベルとは、アメリカの精神科医かつ研究者であるデヴィッド・R・ホーキンズ博士が、著書『パワーか、フォースか』にて提唱した理論。
人によって解釈が異なると思いますが、意識レベルとは、自分で思う自分のイメージみたいなもんだと私は捉えています。
見た目や性格から人生まで、自分で自分のそれらをどう思っているか。
知らず知らずで心に持っている自分のフィルターという表現がイメージしやすいでしょうか。
つまり、ちょっとクサい言い方をすると
自分がどういう色で世の中を見ているかが、わかってしまうのが「17段階の意識レベル」です。
え、ヤバくない??
例え話で表現してみましょう。
ここに、同じ見た目・能力の女性がふたりいたとします。でも、好きな人への態度はちょっぴり違います。
ひとりは「好きな人には好きって言う!」、もうひとりは「手応えつかんでから伝えたい」というスタイルです。
前者は「気持ちは伝えないと」「自分にウソをつきたくない」という思いが、後者には「傷つくのがイヤ」「仲良くないのに告白なんてできない」という思いがあります。
逆に言うと、こういった思いがあるから、好きな人には好きって言う!相手の気持ちを見てから告白したい!というスタイルが出来上がるとも言えますね。
さて、恋愛が上手く行くのはどちらのスタイルでしょうか?答えは明らかですよね。
仮にフラれたとしても、前者は「気持ちは伝えた」「自分にウソつかなかった」という思いは達成されるので、後悔も残りにくいでしょう。また後者は「これなら告白したらよかった」と、タイミングを待ってた後悔が残りやすいかもしれません。
このように、好きな人への態度には理由があります。そして、その理由にある背景にも、それぞれの思いがあります。その思いは、意識レベルが関係しているんですね。
意識レベルは、誰でも持っている
この意識レベル、人間誰でも持っているんですって。そして、無意識に「17段階の意識レベルのどこか」に身を置いているんですって。
なので、もしアナタが

頑張ってるんだけど、結果がついてこない・・・

何やっても報われない 詰んだ
なんて状態を経験しているのであれば、それは「結果が出ない意識レベル」に身を置いている可能性が高いということ。
ある意味で恐ろしい理論ですが、要は「今の自分が」自分をどう思っているかって話なので、意識レベルを変えたければ、自分次第ですぐに変えようとできます。
そのためには、まず自分が意識レベルのどの段階かを確認する必要があります。後程チェックしていきましょう。
まず現在地を確認してみよう

17段階もあるの?!見んのリームー
17段階と聞くと、難しそうな印象を受けます。もちろん、17段階すべての反応パターンを考えてみるのが最も有効な使い方ですが、もっと少なくても大丈夫です。
例えば、ゆるく活用したい人には、自分が今どの意識レベルにいるか、どの意識レベルが理想かを確認するだけでも有益なので、最低2段階おさえるところから始めてみるといいでしょう。
自分が今どの段階かがわかるだけでも、発見があると思いますよ。
なぜ最低2段階かと言うと、意識レベルにはふたつの領域が存在します。
- ポジティブな領域
目標が達成しやすいとされる - ネガティブな領域
目標が達成しにくいとされる
つまり、現在の意識レベル(大体がネガティブな領域だと思われます)を確認したら、理想の意識レベル(ポジティブな領域)を作れば、意識レベルを変えるための準備ができるということなんですね。
また、より確実に意識レベルを変えたいなら、現在と理想の意識レベルの間にある意識レベルの反応パターンも取り入れてみるなどアレンジもできます。
自分の性格に合わせて活用していけるのも、この理論の魅力です。
自分の意識レベルを探そう【例文アリ】

では実際に、自分の意識レベルを以下の図表から確認しましょう。
最初のうちは「なんとなくここじゃないかな~」って思う感覚でオッケーです。間違っていたら修正するだけだし。


どうやって探したらいいの?
私たちが感じる気持ちは、ひとつではありませんよね。なので、図表にある感情はいくつも心当たりあると思います。
ですがこの理論で確認する意識レベルというのは、慣れ親しんでいる意識レベルなんです。
なので、楽しいときや喜んでいるときの「良い自分」ではなく、上手くいかないときや失敗したときに出る「良くない自分」の気持ちをヒントにすると見つけやすいです。
なぜなら、上手くいかないときに出る言葉って、素の自分に近いんです。『やっぱり・・・』といった単語と一緒に出る口ぐせ、ありませんか?
その口ぐせから意識レベルを確認すると、捉えやすいと思いますよ。
例として、私が好きな仕事で結果が出なかったときに抱えていた思いを紹介します。

頑張っても出世できない自分が恥ずかしい

同期の○○さんは立場も上になってるのに・・・やっぱり私は上手くいかないんだ
この場合「恥ずかしい」「私は上手くいかない」という感情で終わってます。
なので、この時期、私が慣れ親しんでいる意識レベルは<17・屈辱/恥じ><16・非難/罪悪感>をウロウロしている、だったのです。
そりゃあ、目標も達成できないワケ・・・な!
さて筆者の心の傷がえぐられたところで、17段階を一気に紹介します。
「意識レベル」より「感情」から探っていったほうがイメージしやすいと思うので、感情→意識レベルの順番にしています。
例文つきなので、そちらも参考にしてみてください。「理想の自分になれない状況」を想定しています。どうぞ。
(17)屈辱・惨め
意識レベル:恥
例文 理想の自分になれない私は恥ずかしい/こんなことができない自分って本当に惨め・・・
(16)非難
意識レベル:罪悪感
例文 理想の自分になれない、私自身に申し訳ない/こんなことができないのは自分のせい
(15)絶望
意識レベル:無気力
例文 理想の自分じゃない自分なんて意味ない/こんなことができないなら何しても無理
(14)悲しみ
意識レベル:後悔
例文 理想の自分になれない私って悲しい・・・/アレができなかった自分を悔やむ・・・
(13)不安
意識レベル:恐怖
例文 理想の自分になれなくて不安/アレができないなんて自分はどうなるのか恐ろしい・・・
(12)渇望
意識レベル:欲求
例文 早く理想の自分にならないとダメ!/こんなことができる自分でいないと!
(11)憎しみ
意識レベル:怒り
例文 理想の自分に腹が立つ/こんなことができないなんてムカつく!
(10)軽蔑
意識レベル:プライド
例文 理想の自分になれない私に軽蔑する・・・
(*9)勇気
意識レベル:肯定
例文 理想の自分になろう!/アレができない自分でも、いいのでは
(*8)信頼
意識レベル:中性
例文 今は理想の自分ではないけれど、理想の自分を信じてる
(*7)楽天的
意識レベル:進んで
例文 今は理想の自分ではないけれど、うまくいくためにコレをやろう
(*6)許し
意識レベル:包含
例文 理想の自分ではないけれど、そういう自分でもいいんだよな~
(*5)理解
意識レベル:理性
例文 理想の自分になれないなら、なるためにどう動くべきか?
(*4)尊敬
意識レベル:愛
例文 (注)ここから上の意識レベルは私も適切な例が掴めていません。わかり次第追記します。
(*3)平穏
意識レベル:悦び
(*2)至福
意識レベル:ピース
(*1)言語を超えたもの
意識レベル:悟り
以上です。
「理想の自分になれない状況」を想定してひと言を添えましたが、この例文から見えてくることがあります。
【17:屈辱・惨め】あたりは理想の自分になれない自分を責めたり、非難しています。
【9:勇気】あたりになると、理想の自分になれない自分を冷静に受け止めています。
さらに上のレベル【5:理解】になると、理想の自分になれていないことを認識した上で、理想の自分になるための方法を考えています。
つまり、意識レベルが違うと、同じ状況でも自分への態度が違う。
同じ環境にいても、ギャアギャア騒ぐ人、慌てる人、一服する人、じっとしている人、対策を考える人・・・人によって色んな反応があります。そのウラには、意識レベルの違いからくる反応の違いがあるんですね。
なので、意識レベルが変われば、性格やクセを変えなくても、自然と反応を変えられる可能性だってあるのです。
意識レベルを上げるにはどうする?
自分が慣れ親しんでいる意識レベルがわかれば、あとは動いて上げるだけです。でも、具体的に何をどうしたら上がるのでしょうか?
頑張って意識レベルが変わるなら、誰も苦労しませんよね。ここが精神世界の難しさですね。目で見ることができないんだもの。
そこで、私個人が少なからず手ごたえがあった方法をシェアしてみますので、方法のひとつとして使ってみてください。
今の意識レベルになった理由を考える
ひとつは、今いる意識レベルに慣れ親しんでしまった理由を考えることです。
先ほど、私が好きな仕事で結果が出なかったときの思いを紹介しました。はい、意識レベル理論を使ってはじめて<17・恥じ><16・非難/罪悪感>をウロウロしていることに気付きましたが、その自覚はありました。
元々私は見た目が目立つタイプらしく、時々指摘されていました。で、それを自分では恥ずかしいことだと捉えていたのです。多分、人気者だったらそんな解釈も起こらないと思うんですが、そうじゃなかったので・・・。
つまり、私の見た目=恥ずかしいといった思いが昔からあった。
そういった思いにプラスして、頑張っても報われない現象を経験しているうちに私=頑張っても報われないから価値がないんだ、といった思いも追加されていきました。
そうか~、私は私のことを恥ずかしいと思っていたり、価値がないと思っていたんだね。と、この理論を通して改めて確認できたのです。
こういった自分の本音に気が付けたら、あとはシンプル。
その意識レベルに居た理由がわかったので、なるほどね~!わかったよ!と、理解してあげればいい。
これまでの自分とこれからの自分は、イコールではありません。だから、これからはどの意識レベルで居たいかを選んで、その意識レベルに慣れていけばいいのです。
上書き保存を繰り返そう
新しい意識レベルに行き、思いや感情を変えていくには、やはり慣れが必要です。結局のところ、自分の心との付き合いは「日々の積み重ね」。
じゃあどうやって新しい意識レベルを積み重ねていったらいいか。イメージとしてわかりやすいのが「上書き保存」です。
今いる(不本意な)意識レベルも、生まれてからずっと変わらず持っているわけじゃ無いはず。
人生で色んな出来事が起こり、それによって感情が動いた結果、意識レベルの保存が繰り返されて今の意識レベルになっている。
だから、意図的に他の意識レベルを保存していけるはずなのです。
私事ですが、サイト運営は殆どパソコンで作業します。小まめな保存を心がけていても、意図せず元に戻してしまったり取り消したりもする。
同じことが人間の内部でも起こっていると、私は考えます。思いや感情って目に見えないぶん、ちょっとした出来事で「いつもの」に戻ったりする。
自分を変えようとどんなにポジティブを頑張っても、一番ラクな自分は「いつもの」なんです。
例えば、許しを持ちたくてポジティブしてても、憎しみが強く残っているなら、どちらが「いつもの」でしょうか?憎しみですよね。
「いつもの」が憎しみである限り、ふとした瞬間に許すことを取り消し、同時に憎しみが溢れだしてしまいます。
でも、それでいい。思いや感情は、動くのが当たり前だから。許しを持ちたい自分も、憎しみが強い自分も、どちらも自分です。
だけど、これからどういう意識レベルで居たいかは、自分で選ぶことができます。
選ぶことができたら、あとは、これからの自分の上書き保存をやっていくしかないのです。
まとめ

意識レベルとの向き合い方をまとめます。
図表を使って自分の感情を可視化しよう
「今の自分」「理想の自分」の意識レベルが分かれば活用できる
今の意識レベルに慣れ親しんだ理由を探る
これからの意識レベルを上書き保存しよう
意識レベル理論は自分で自分を確認していく作業なので、なかなか孤独な取り組みです。ひとりで向き合っていると、やっぱり煮詰まります。
だけど、そのツラさも繰り返して自分を確認することで、本音や強い思い込みが見えてくる。そこを掴むと、長年持っていた過去を手放せるようになってくる。
すると、これからの自分を考えられるようになってきます。
馴染みのない理論かもしれませんが、個人的には今までやったどんな成功法則よりもリバウンドが少ない方法だと思います。
以上!お役に立てれば幸いです!