Last updated 19.11.08 -【スピ】既にあるって、どういうこと?

【感想・エピソードまとめ】人も会社も、根っこは一緒?『日本でいちばん大切にしたい会社』

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この記事は約6分で読めます。

今回紹介する書籍はコチラ。

シリーズ6巻分の感想書くのはアレなので、まずは1・2巻分です。

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同意や疑問を持ちながら読む本

ん~数字での評価に悩む本です。

どこに視点を置くかで評価は分かれるなー。そのような意味で☆3としています。本記事に目を通していただけたら、☆の意味はわかると思います…。

いい話や感動的エピソードを知りたい方、世の中にどんな会社があるか知りたい方、経営者に興味がある方には向いているでしょう。

私はこれらのストーリーを素直に消化できない部分がありました。読み進めても違和感が無くならない。

きっと「著者の主張に合ったいい会社」が並べられている印象が拭えないんだろう。

読みながら自分なりの意見を出していくことで、自身の仕事観を見つめていくのが、この本の醍醐味ではないでしょうか。ああでもない、こうでもない思いながら読者のレビューも含めて楽しむのが、オススメの読み方。

以下、感じたことをいくつかピックアップ。

会社は何のために存在する?

街行く人々に『あなたは何のために生きてますか?』と質問するとどうでしょうか。あ、わたくし怪しい者ではありません。街頭アンケートです。

あなたは何のために生きてますか?

質問の数だけ答えがあると想像しますが、同じことが会社にも言えると思います。会社によって答えは違う。

やるべきことに気付き会社を興した方もいれば、親の努力を引き継いだ方、社会的な繋がり・地位が欲しい方、お金を稼ぎたいだけの方もいる。

どれも正解なのだと思う。少なくとも、その方の中では。

人それぞれの生き方があるように、会社それぞれの生き方がある。もちろん、その一つが本書にあるような「いい会社であること」なのは理解できますが、会社の生き方が全て限定された価値観に集約されるとは、私は思いません。

解説への違和感

学生をはじめ、働きたい人が求めているのは、やりがいのある仕事、働き甲斐のある仕事です。その会社がいちばん大切なことを一番大切にしているかどうかで、働く場所を選択しているのです。

自分の成長が実感できる仕事、会社・社員がお客様から感謝される仕事、会社・社員間の信頼関係が強い会社、尊敬する上司や先輩がいる会社です。

どこかの求人広告でしょうか?

確かに精神性を求める人が精神性に欠ける会社での勤続は、苦しいものです。しかし同じくらい契約内容も重要です。どっちも大事。

この両方のバランスを保つ難しさがあるからこそ、経営の大変さがあると思うのです。

著者の価値観がよく見える解説でした。

一番最初に書いたように、この本への違和感が薄まらないのは、こういった著者の強い価値観(主張というか価値観だと捉えた。ここポイント)が随所に出てくるからだと。もっと他のまとめ方はできたはずです。そこがとても残念です。

著者に近い考えの方や気にならない方が読んだら別ですが、そうでない方が読むとザワつきが出てくるかもしれません。

その企業、外から見るか?内から見るか?

本書は会社を外から見ている感を受けました。外から見た会社と内から見た会社は違いますよね。

私が過去に勤めたある企業は、求人広告に耳触りの良い言葉が並んでいました。入社してよくわかりました。ごく一部のケースを求人広告に記載しているのです。ここでは省略しますが、表(社外)の印象のために、裏(社内)に無理をさせている部分が目についたのです。

会社とどういう関係かが違えば、見方も当然違う。だから私は、紹介されているエピソードを読んでいるとその会社の従業員の声が知りたくなってしまいます。

経営者視点のエピソードが多いので、従業員視点がセットで紹介されていれば、エピソードにもっと厚みが出たのでは…。

会社の崩壊は内部から

従業員や下請・外注企業が不満や反発を抱えていては、心を込めたサービスや提案はできないでしょう。

本書の言葉を借りると、働くって、ここが一番大事なんだと思います。働き手の満足感を高めるより先に、不満や反発を解消していく。そこから会社への信頼が生まれる。大事と同時に、めちゃくちゃ大変なポイントでしょうけどね。

会社への執着か自分への諦めかはわからないけれど、不満や反発が一杯でも勤めてしまう。また会社側も嘘やうやむやなど、働き手の信用を無くしてしまうような行動をとって、フォローをしない。お互い、コミュニケーションを取れる環境を作るだけでも会社って変わると思うんですけどね。

紹介されている会社たちはこの視点で見ると、結果は別としても働き手に向き合おうとする姿勢は伝わる内容もありましたね。

常識からあえて離れられるか

何か判断を迫られた時、常識から離れた選択ができるかというのが会社にとって良い方向に進む転機なのが興味深いです。

エピソードをまとめた別記事で触れますが、2巻で登場する亀田総合病院も、ネッツトヨタ南国株式会社も、その業種を考えると取り組まなくていいサービスを行っています。

結果、それが評判を呼び、業績良好の一因になっているのです。

サービスが直接の理由ではなく、一見無関係のようなサービスを提供しようとした背景に、会社の転機がある。

これまでの経営では上手くいかなくなった時、経営目線だと数字の改善を求めがちです。しかし、あえて常識から離れ、会社にとって必要なものは何かを判断する―

その結果が「取り組まなくていいようなサービス」に隠れているのでしょう。

なんだ、会社も人間も一緒だ

人に歴史ありという言葉があるように、会社に歴史ありですね。

困ったときに何と向き合い、どう行動するか。そこが、飛躍のターニングポイントになる。

状況が悪くなることをマイナスに捉えず、掲げる未来に向けて今できることを考え、実践していく。これは人も会社も変わらないんだなあと感じました。

また、本書に登場する会社は自らの存在意義を明確にしている(なっている)方が多かったです。何かをしなければならない時、存在意義が明確であることの重要性を知ることができると思いますよ。

「日本でいちばん大切にしたい会社」エピソードまとめ

Igor LinkによるPixabayからの画像

さて、具体的な会社とそのエピソードは情報量が多いため、ピックアップして別記事にまとめます。随時更新です、不完全な状態をお許しください。

第1弾・第2弾

【いい話マニア集合】日本でいちばん大切にしたい会社(1・2)登場企業エピソードまとめ
暗いニュースが多い現代、いい話を聞きたい人向けに。話題の本『日本でいちばん大切にしたい会社』の1巻2巻から、面白いエピソードをピックアップ。

第3弾以降

完成次第更新します。

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