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【激推し】清水玲子の名作読切『MAGIC』は、少女漫画の真骨頂

5.0
漫画・書籍趣味
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漫画好きだった母の単行本を譲り受けた私は、学生の頃から数百冊の単行本を溜め込んでました。

今、当時持っていた単行本はほとんどありません。片っ端から処分しました。(その後、再び漫画ブームが来たので、処分を後悔した単行本もありますが…)

その中で、これだけはどうしても残しておきたい!と強く思った一冊があります。今でもたまに本棚から取り出して読んで泣いてます。

昔の単行本ですので、作品情報・あらすじ・感想を詳しくまとめます。

MAGIC
清水玲子/白泉社
初版発行:1997年02月
ISBN:4592124944
■収録作品
・MAGIC
 平成8年ララ9~10月号掲載
・サイレント
 平成5年ララ7月号掲載

あらすじ(MAGIC)

14年前、宇宙のハテである惑星サシャで起きた宇宙船墜落事故。銀河系で最も美しいとされた女性「KANA」は、この事故で消息を絶った。

このKANAの娘とされている少女・花七、そしてKANAのかつての恋人・遠留は、その曰く付きの惑星に降り立つ。


花七はKANAと他の男との間に生まれた子であったが、遠留は花七に対して父親のように接してきた。そんな遠留に、花七は父親に対してではない好意を抱くようになる。

しかし、その好意を拒み続ける遠留。ついに花七を怒らせてしまう。花七を突き放し続ける理由が、遠留にはあったのだ。


一方、宇宙船の乗組員たちには「不思議な現象」が見えはじめる。この現象が、遠留と花七の運命を大きく変えることになる――。

遠留と花七に明かされる本当の関係、そして惑星サシャが持つ驚きの実体とは?

あらすじ(サイレント)

とある学校に通う女子生徒・は、同じ学校の男子生徒・松沢碧のパーソナルデータを把握するのが好き。彼女は碧の衣替えを楽しみに、今日もカメラを構え登下校を眺める…のだが、碧が衣替えしないことが気になっていた。

碧には、衣替えしない理由があったのだ。

そんな時、葵や碧の周辺で傷害事件が発生。その物的証拠として報道されたのが、碧のデータを収集している葵しか知るはずのない「ある物品」で――?!

単行本情報

この作品は、1997年に花とゆめコミックスから刊行されました。なので、花とゆめ版を新品で買いたい!と思っても、難しいです。

私も母が持っていたものを譲り受けたので、ページがすっかり焼けています。

花とゆめコミックスのイメージ

今、どれに収録されているんだろう…?と探してみたら、「MAGIC」「サイレント」ともに文庫化されていることがわかりました。

Amazonや楽天市場以外でも、大手コミックサイトであれば大体配信されています。


パピヨン
清水玲子/白泉社
初版発行:2002年03月
ISBN:9784592887157
■収録作品
・パピヨン
・MAGIC
・サイレント

作品感想

20年前の作品をネタバレ考慮して紹介するのはおかしいですが、一応。

MAGIC

少女漫画の真骨頂が、ラスト3ページに込められています。

もうね、これだよこれ。ラスト3ページは、少女漫画の象徴だと思ってる。

何回も読んでるから結末はわかってるのに、毎度涙を搾り取られます。それは、このラスト3ページが本当に「ラスト」になっているから。

展開そのもので見ると、遠留と花七はハッピーエンドとは言い難いです(特に遠留視点)。ただ花七視点だと、そうとも言い切れないラストになってるんだよね…。

作品には描かれていないものの、ふたりの“その先”に、希望を連想してしまいます。


清水玲子作品は数多くありますが、短編ということもあってか、作者の世界観が強く出ているように見えましたね。

単行本化にあたり加筆修正した作品だそうですが(※単行本ハシラより)、本誌掲載当時のバージョンも読んでみたかったよ!

サイレント

二人の学生の間に起きるサスペンスという感じでしょうか。

謎めいている少年・碧には“ある目的”を抱えているのですが、ラストが想像つきにくくて、終始気になる展開でした。

ただ、いかんせん『MAGIC』に魂を持って行かれた身としては、『サイレント』の印象が残りにくかった…。

『MAGIC』が非日常だとすると『サイレント』は日常の延長というイメージで、掲載の順番もあってか、あっさりした作品に感じています。別作品の後に読めば、もう少し違ったかも。

碧くんはかっこいいですし、当然『サイレント』派もいると思いますが、私はまぁ、断トツで『MAGIC』派で…。


清水玲子作品のおすすめとして『輝夜姫』『秘密』など、比較的最近の作品があげられることが多いです。

が、昔の作品も読んでいる身としては、昔の作品も読んでもらいたい…!!!

『MAGIC』がそのきっかけになれば、嬉しく思います(*^^*)。

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