【現代の漫画】何かと話題の作品『圧勝』を真剣に考察した

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漫画・書籍 趣味
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好きな漫画を記事にする本サイトですが、今回は番外編。

何かと話題の作品を取り上げます。

『圧勝』とは。

作品詳細・あらすじ

圧勝
著者:小虎
連載:マンガワン

好きって何?大学生たちの恋愛模様

吉田さんは美人です。吉田さんはモテます。
吉田さんはちょっとヘンです。吉田さんのことが…僕は好きです。
(マンガワン作品紹介より抜粋)

圧勝 1

圧勝 1

[著]小虎

普通の大学生・篠山誠は校内で見かけたある女子を意識する。その女子が自分の住むアパートの隣人・吉田さんだとわかり、少しずつ一緒に過ごすようになる。

一方、山村ゆみは意中のカレ・高木涼が吉田に好意があると知り、友人・西園寺光輝に吉田と「無理矢理」男女関係を持つよう依頼。


しかし吉田は西園寺の依頼をあっさり承諾。『君とも友達になれる』と意味深な発言付きで…。

ある時、ゆみの家を訪ねた涼はゆみに暴行する。その痕跡を見た西園寺は、涼に問いただしに行く。
その後「急変」した涼は、その場で殺人を犯してしまい―。

とある大学に通う生徒を中心に始まるラブ・サスペンス。


なぜ話題になったのか?一番近い表現は「謎」

7月26日の更新を持って、本作は完結。全183話、単行本は全13巻(最終巻は秋予定)の人気作品となりました。

本作は作品へのコメント機能がある漫画アプリ『マンガワン』での連載でしたが、異例の「コメント欄閉鎖措置」がとられる程、コメントの内容が激しいことでも有名です。

そもそも、どうしてここまで騒がれる作品なのでしょうか?

実際に作品を読み読者の声を読み、調べた私なりの結論が以下。

「わからないから」


わからないとわかりたくて検索したり、レビュー評価も調べますよね。

この作品も、コメント欄閉鎖問題や他の人のコメントから作品を調べたり読んでみる現象が起きているのでは?と感じます。

現に本記事も、当サイト内での人気記事になってますw(完結した、というのもあるだろうけど)

また、私が圧勝を知ったのも『マンガワン』他作品のコメント欄でした。

男性B
男性A

某圧勝より面白い

女性B
女性B

圧勝よりいいじゃん

管理人
管理人

やたら「圧勝」って見かけるけど何のこと??

と思って検索して、作品の流れを知って読んだのが始まり。

【純粋に作品を見つけて読む+他の情報を見て作品を読む】というWの効果があるのかなと。


では具体的に何が読者をわからなくさせるのでしょうか。作品にまつわる「謎」を紹介。

謎1:無言のコメント欄閉鎖

コメント欄閉鎖のお知らせ
「マンガワン」コメント欄スクリーンショット

特に最近この作品を知った方はまず疑問に思っただろう、コメント欄の件。

『圧勝』は、公式コメント欄が閉鎖されています。コメントの投稿内容が荒れに荒れたためです。

マンガワンはコメント欄の開放がデフォルト。中にはコメント欄が荒れ気味な作品もあります。が、“途中から”コメント欄が閉鎖されるのは珍しいです。

作者や作品に関わる方を守るための対応とも考えられますが、運営からの状況説明は無いままでした。

謎2:アプリ内とレビューのギャップ

グーグルにて作品名「圧勝」で検索すると、以下の関連ワードが表示されます。

「打ち切り」に絞ってみると・・・

ここでは紹介したくないような言葉も並んでいます(おっと、当記事も検索にヒットしますね)。この作品は本当に、色んな批判のされ方があります。

コミックエッセイなどは作品への酷評も見かけますが、一般的な「漫画」がここまで批判されるのは、あまり例がないでしょう。

では、実際に読んだ人の評価はどうだろう?大手サイトを中心に、第1巻のレビュー5段階評価の平均値を見てみよう。

2020年7月28日現在
  • Amazon
    【☆2.3(101件)】
  • Renta!
    【☆3.0(92件)】
  • コミックシーモア
    【☆2.6(37件)】

いずれも☆4~☆5は少なく、高評価とは言えない。連載元では、ジャンル別閲覧ランキングで毎回上位になる作品なのに。

なぜ、アプリ内とアプリ外で評価の温度差があるのか?

という疑問から、謎1と合わせて

女性A
女性A

あの作品は打ち切りになったのに、運営は圧勝を贔屓してるのでは?

などと、連載判断そのものへの疑問が挙がってしまうわけです。

ただ、これに関しては漫画好きとして言いたい。

近年のウェブ漫画連載パターンに当てはめると、圧勝の連載は別におかしな話ではないのです。


『週刊少年ジャンプ』は読者アンケートを重視していて、その結果次第では作品の打ち切りもある話は有名ですよね。

ただ、近年は雑誌ではなくウェブでの連載も多くなっています。

ウェブ連載の作品は、ほぼ単行本の売り上げで連載継続・打ち切りが決まります。

仮連載の段階であれば、閲覧数やコメントが判断材料になることもあるようですが、単行本刊行後は売り上げが全て!と言われています。

これは色んな漫画家がSNSで公言されています。連載が無料ですから、単行本で利益を出す。当然の話です。

確か圧勝は発行部数10万部を超えているはずなので(※アプリ内単行本情報参照)出版社的に問題ない可能性は高いでしょう。

つまり、読者の反応は「否」が目立つだけで、単行本は売れているから問題ない。パターンだってあるのです。


まあ、これも可能性の話でしかないけどね。謎1・2をまとめて考えると「数字」の割に作品の反響が見えないことが、違和感を感じやすい理由なんでしょう。

感想

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さて、話題の理由をなんとなく理解したところで、本作の感想に触れます。


(!ややネタバレ注意!)

全部読み終わりました。

正直登場人物が多く、ほとんどに何かしら起こるため、一度読んだだけでは記憶が定着しなかったです。

だからこの作品って、感想書くのが難しいんだよ。

150話過ぎたあたりから「薬」がどういうモノか、「吉田さんの過去」が見えて、物語が動いた感があった。

が、劇的な展開が!とはならず・・・アッサリ終わった印象が拭えません。

強いて言うならラストが一番の盛り上がりに見えたし、吉田さんは良かったなとは思う。

この「アッサリ」「淡々とした展開」は本作品の魅力とも言えるので、どう見るか次第ですね。


ということで、作品の特徴をピックアップ。

セリフや作画が非常に断片的

先にも書きましたが登場人物が多く、相関図片手に読まないと流れがわかりにくい。

で、わかりにくい理由のひとつが、作画。

単行本の表紙を見ても、かわいい絵なんだよ!けど、本編は人物の表情・動きがややワンパターン(後半は登場人物が限定されることもあり、違和感は減ります)。

セリフでカバーできない動きを作画で補うと思うのだが、できてない(しない?)。サイレント漫画みたいな雰囲気がある。

「薬」が効きはじめる描写が毎回一緒なところを見ると、苦手な動き・アングルは結構多そう。意図的でなければ。

この点が、評価が低くされてしまう一因なんだろうな。

だがそれ、今っぽいぜ・・・

この点に違和感を持ちつつも、別の言い方をすると「非常に今っぽい描写」。

年寄くさいけどさ、淡々とした短い言葉での会話ってなんか、現代的なんだよ。

こういう描写が合う層も当然いると思うし、面白いって意見があるのもわかりますね。

とっても「現代の漫画」だと思う

で、結局面白いのか?面白くないのか?

面白くなかったり、不快だったら全部読めないと思います。けどオススメしたい作品か?と言われると・・・。

同じ登場人物、同じセリフ、同じ展開を見ているのにこうも評価がバラつく作品は、そうそう無いぜ。


スマートフォンの普及により、無料連載の漫画も定着してきました。

また単行本も「紙」「電子」にわかれ、売れ行きにより電子のみになる、なんてことも普通になってきました。

だけど、色んな作品のコメントを読んでいると「無料連載」とはどういう意味か、何のために単行本が販売されるかまでは、読者に届いていない印象が強いです。

作品への感想がどれだけ好意的なものばかりでも、出版社は好意より数字を見ています。単行本が売れなきゃ、すぐに終わりです。

逆に数字が良ければ、作品への感想が悪くても連載できます。数字が良いので。

そういった意味でも、圧勝は「現代の漫画」としてわかりやすい作品と言えるのではないだろうか。

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この記事を書いた人
ちゅる

食べること・文章を書くことが好き。30代女性。北海道。

周りの評価欲しさに仕事を頑張ったら、心身が壊れて20代が強制終了。

その経験から、頑張っても報われなかったのは「自分の思考」だと気づいた。

現在そんな「失って得た学び」や趣味に関する情報を発信中。

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