猛烈に「青」をメインカラーにしたくなり。一時的に変えてます

【現代の漫画】何かと話題の作品『圧勝』を真剣に考察した

2.5
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漫画・書籍 趣味

好きな漫画を記事にする本サイトですが、今回は何かと話題の作品を取り上げようと思います。

番外編。

『圧勝』とは。

作品詳細・あらすじ

圧勝
著者:小虎
連載:マンガワン/毎週日曜日更新

好きって何?大学生たちの恋愛模様

吉田さんは美人です。吉田さんはモテます。
吉田さんはちょっとヘンです。吉田さんのことが…僕は好きです。
(マンガワン作品紹介より抜粋)

圧勝 1

圧勝 1

[著]小虎

普通の大学生・篠山誠は校内で一人の女子が気になっていた。そして自分の住むアパートにその女子・吉田さんが暮らしていることを知り、少しずつ一緒にいるようになる。

一方、意中のカレ・高木涼が吉田に好意があることを知った・山村ゆみ。
友人・西園寺光輝に吉田と「無理矢理」男女関係を持つよう依頼。


しかし吉田はあっさり承諾。
『君とも友達になれる』と意味深な発言付きで…。

ある時、ゆみの家を訪ねた涼はゆみに暴行する。その痕跡を見た光輝は涼に問いただしに行く。
光輝が帰った後に「急変」した涼は、その場で殺人を犯す―。

とある大学に通う生徒を中心に始まるラブ・サスペンス。


 

なぜ話題になったのか?一番近い言葉を使うなら「謎」

そもそも、なぜこの作品は話題にあがりやすいのでしょうか?

話題にあがる理由は後で触れるとして、実際に読んだり色々調べた結果私なりの結論が出ました。

「わからないから」

 

わからないと他の人はどう感じているのかとか、レビュー評価とか調べますよね。

だから評価を探りたくなったり、他の人のコメントを見て気になって読んでみる現象が、他の漫画より起きやすいのではないかと。

現に私がこの作品を知ったのも、他作品のコメント欄でした。

『圧勝より面白い』
『圧勝よりマシ』

やたら圧勝って見かけるけど、何だ…?と思って読んでみたのが始まり。似たような方は多いのではないでしょうか。

結果、その積み重なりが今日の作品に繋がっている。


では具体的にどういうことなのか、作品にまつわる話題もあわせて紹介します。

謎1:関連ワードがひどい

まず、作品名で検索すると以下の関連ワードがでてきます。

「圧勝」と検索すると・・・

コミックエッセイで酷評される作品は割と見かけますが、フィクション作品がここまで言われるのはあまりないと思われます。

Amazonのレビューを見てみると、1巻の平均評価が【1.8(84件)】

……いってんはち??!

Amazonだけなのかと思ったらそうではなく、

Renta!【3.0(90件)】

コミックシーモア【2.6(26件)】

まんが王国【1.9(7件)】

…いずれも件数はそれほど多くありませんが、高評価とも言えない評価です。

謎2:ランキング上位常連

しかしこの『圧勝』、連載元のマンガワンではジャンル別ランキングで毎回上位になる人気漫画なのです。

単行本は既刊10巻(2019年12月現在)。

なぜレビューの評価が振るわない作品が、ランキング上位常連でコミックスも順調に出ているのか?

という疑問が浮かぶ方もいるかもしれません。

これは近年の漫画連載パターンに当てはめると、

数字(売上)では運営が求める基準をクリアしている

という状況が考えられます。ユーザーの反応はさておき。


短期連載・仮連載だと閲覧数・コメント数などの「ユーザーに見られている回数=数字」が重視されることもあるようですが、

一般的に本連載は
単行本の売り上げが全てと言われています。

これは色んな漫画家さんが明言していることです。

なので極端な話、どんなにコメント欄が荒れていても単行本の数字が好調であれば連載には問題ないですね。

謎3:無言のコメント欄閉鎖

コメント欄閉鎖のお知らせ
「マンガワン」コメント欄スクリーンショット

さてそんな感じで評価の実態が見えにくい『圧勝』は、公式コメント欄が閉鎖されています。

「感想を言い合いたい」という声が多い現代、コメント欄が荒れる連載作品は珍しくありません。

ですが連載元のコメント欄が閉鎖されるのは異例と言えます。

作者や作品に関わる方を守るための対応とも考えられますが、この件に関して運営からの説明はありません。

その結果、謎1・2も合わせて

『あの作品は打ち切りになったのに、運営は圧勝だけ贔屓しているのでは?』
『コネ連載なの?』

などと連載判断そのものへの疑問が挙がってしまうわけです。

謎4:いろいろと意味不明

最近の漫画タイトルは「読者にわかりやすく」が主流になっているようです。パッと見て内容を想像してもらえるように。

その中での『圧勝』。

単行本の表紙も、かわいい女の子がひとり佇むのみ。

大胆です。

何が圧勝なのか?誰が圧勝なのか?

読み進めてもタイトルと内容が紐付きません。

とりあえず吉田さんが何らかの圧勝らしい、のはわかるけど。作品が終わらないと全部は見えないかもね。

乳が圧勝なのは、とてもわかるけど。


これまでの内容をまとめると、

「人気」の割に、作品の背景が見えてこない違和感が読者にあるんじゃないかな。

感想

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さて、話題の理由をなんとなく理解したところで、本作に触れます。

今私は150話過ぎたところなんですけど、やっと「薬」がどういうモノなのかと「吉田さんの過去」が見えてきそうです。

そんな状態での感想です。

セリフや作画が非常に断片的

色んな登場人物がいることもあり、一度読んだだけでは相関図がないとちょっと話がわかりにくい。

なので「意味不明」って感想はよくわかります。

この人物は何を感じているのかが伝わってこないことが多い。

セリフでカバーできない描写を作画で補うと思うんですけど、それもできてない(しない?)のは苦しいと思う。

急にハッとしたと思ったらダッと走りだしたりして、何がどうしたのかわからん。

作画自体はシンプルで見やすいんだけど「薬」が効きはじめる描写が毎回一緒なところを見ると、苦手なアングルは結構多そうな印象。意図的でなければ。

だからサイレント漫画みたいな雰囲気があるんだよね。

登場人物によるやり取りが、すごく断片的

だがそれ…とても今っぽくもある

意味不明と思う気持ちと同時に、非常に今っぽい。

こういう言い方は年寄くさいけど、淡々とした短い言葉や文章での会話ってなんか現代的なんだよ。

漫画においてのこの表現でモヤモヤしない方なら、面白いと思えても不思議じゃないかな。

とっても「現代の漫画」だと思う

好きか嫌いかと聞かれると、どちらとも言えません。

嫌いだったらここまで読めないし、けど読まなくても平気…という何とも不思議な作品です。

ただ誰かにオススメしたいかと言われると、しない。

同じ登場人物、同じセリフ、同じ展開を見ているのにこうも評価が二分する作品は、珍しいのではないでしょうか。


スマートフォンの普及により、漫画は紙も端末も…という認識が定着しました。

それに合わせるかのように、漫画は「雑誌・単行本を買って読むもの」から「無料でも読めるもの」へと価値が変化しているユーザーも多く見られます。

ただ、無料連載が当たり前になりすぎて、その連載の「無料」はどういう意味なのか、何のために単行本が販売されるのかまでは読者に伝わってない印象が強い。

無料連載は単行本の売上が全て。

どんなにコメント欄が絶賛の嵐でも、レビュー評価が高くても、数字が全て。

そういった意味でも、圧勝は「現代の漫画」という流れがあることを感じました。

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