自分のウェブサイトを持つと、とりあえず憧れるのが「グーグルアドセンス」。サイトに広告を設置して、小銭を貯めたい!いや…札束を、だ!そのためには、まずアドセンスの審査に合格する必要があります。
合格した方の記事を見ると「記事数」「文字数」「PV」という言葉が目立ちます。なので、記事数も文字数も整えます。もちろん記事内容も気を遣います。良い記事が書けたと思います。
なのに…

何度申請しても通らない!!
そんな、記事数も文字数もPV数も問題なさそうなのに審査が通らず、困っている人へのヒントになればと思い、私が合格までに行った修正ポイントをまとめました。
はじめに
アドセンスの審査基準は一般公開されていません。
巷では不合格の理由が複数挙げられていますが、不合格の理由はサイトによって異なります。実際、私もアフィリエイト貼ったまま合格しましたし(※アフィリエイト貼らない方が良いと言う記事を見かけた)。
よって、本記事は「当サイトのジャンル・記事内容・環境で合格した」報告のひとつであり、必ずしも合格のポイントではないです。
以下のような「参考情報」としてお使いください。
合格までの流れ
紹介する情報がやや多くなるので、まず時系列を紹介。合格までの流れです。
初回 | 19/02/01 | 非承認(理由不明) |
2回目 | 20/04/02 | 非承認(理由不明) |
3回目 | 20/04/05 | 非承認(理由不明) |
4回目 | 20/04/09 | 非承認(理由不明) |
5回目 | 20/04/27 | 非承認(理由不明) |
6回目 | 20/06/25 | 承認 |
こんな感じで、修正後すぐ再申請しても、間隔をあけて再申請しても、ダメでした。しかも共通しているのが「非承認理由がわからない」こと。
審査に落ちた方々の記事を読むと、不十分なコンテンツとして非承認だとか、理由が明確な場合もあります。私は理由が無かった。だから、改善点と思われる部分を修正してはソク再申請してしまい、非承認の回数をムダに増やしていた気もします。
間隔を空けてサイト全体を修正したら合格したので、もしかしたらサイトそのものに問題があっただけ―かもしれませんね。
再申請チェックリスト
過去5回の非承認や試行錯誤から学んだ、再申請時の流れをタイムラインにしました。
次の項目から、合格するまでにやった修正・改善を、サイト内部・外部編に分けて紹介します。
合格までにやった「サイト外部」のこと

登録情報の見直し
私の場合は再申請にブランク期間があったので、基本情報から見直しました。
短期間での再申請をやめた
原因と思われる項目を修正したら、すぐに再申請を行うのをやめた。
アドセンスの審査は一定期間紐付けが行われ、その期間内に再申請があると機械的に非承認になる、という情報があります。この情報を重視しました。
もちろん、本当のところはGoogleにしかわかりません。ただ、短期間の再申請で複数回落ちてたため、個人的にはその可能性が捨てきれなかった。
無駄打ちしないためにも、非承認連絡がきてから最低2週間は再申請しない。その間に、修正がききそうな箇所をすべて対応する。まぁ、それでもまた非承認でしたが。4月27日。
一体どこが問題なのさ!!!と検索するうちに辿り着いた箇所が、次。
「申請URL」の設定
申請時に入力するURLを、ずっと気にしてませんでした。自信なかったので。でも、あまりにも受からないから、改めて見直しました。
アドセンスヘルプでは、有効なURLの例として、以下のように案内されています。
有効な URL の例
AdSenseヘルプ – 有効な URL と無効な URL の例
example.com
www.example.com
つまり、自分のサイトURLを「www.なし」「www.あり」どちらでアクセスしても表示されるようにしておけば、問題は起こらないだろうと。
――自分のサイトは、どちらを入力しても正しく表示されるだろうか?――確認すると、見事に「www.あり」で表示されませんでした。

…これだ!!
この、表示されないページを正常にするには「URLの転送設定」を行います。契約中のドメインサービス元で設定できます。
サービス元によって多少手順は変わるでしょうが、ここでは【WordPress+バリュードメイン】の手順を紹介。
◆ドメインウェブの設定方法
契約中のドメインサービスにログインします。
ログイン後のメニューバーから「サーバー」をクリックし、契約中のサーバー名を選択します。

取得済みのサーバーアカウントが表示されるので、設定したいサーバーアカウントの下にある「ウェブ」をクリック。

ドメイン情報入力画面が表示されるので、以下を入力。
左の「ドメイン名」…【www.+サイトURL】
右の「転送先URL」…【サイトURL】
当サイトだと【www.tonikaki.net】【tonikaki.net】という感じ。

入力ができたら「ドメイン設定」をクリックして完了です。
しばらくすると【www.】をつけてアクセスしても、サイトが表示されるはずです。
これで、アドセンスの例にあるURLの両方に対応できました。
合格までにやった「サイト内部」のこと


登録情報とか、もう確認したし!
という方もいらっしゃると思います。サイトの基本情報に問題がなければ、コンテンツの問題ってことになりますね。
私の場合は全部一緒に見直したため、合格の理由に「コンテンツの改善・向上」が影響したかわかりません。一応、改善したポイントを記録します。
アフィリエイト掲載率を大幅に下げた
アドセンスに落ちると貼りたくなるのが、アフィリエイト。合格した方の記事を見ると「審査に影響するのでは派」「影響しないのでは派」がいた。外すべきか迷うところですね。
当サイトはPV数が多いアフィリエイト掲載記事もあって、完全削除は行えず。なので、掲載頻度を大きく減らすことで対応しました。
例えば1記事で1リンクのペースで掲載していたら、5記事で1リンクにする感じ。あとは、更新記事には一切掲載しない、とかね。
これでダメなら、アフィリエイト掲載記事は一時的に非公開にしよう…!と考えていたら合格したので、掲載=即非承認、というワケではないと思います。アフィリエイト掲載が悪いのではなく、掲載の規模・ボリュームかと。
オリジナル画像率を高める
基本的に、無料のフリー画像(Pixabayなど)とオリジナル画像を両方使っています。審査に影響したかは不明ですが、何度か不合格になってからはオリジナル画像をなるべく作り、ちょっとでも性的判断されそうな画像は全て差し替えた。
ご存知の方もいると思いますが、オリジナル画像はGoogleが重視する「独自性」への対策、性的画像回避はGoogleが性に厳しいためです。
とはいえ、フリー画像の利用はかなり見かけます。オリジナル画像による審査への影響は、あまりないのかもね。どうしても合格しなかったら、差し替えてもいいかも?
人気記事を更新
私が検索した限りでは、PVも「審査に影響するのでは派」「影響しないのでは派」に分かれてました。そりゃ、あるほうが合格の可能性は高いだろうけど。
当サイトは記事によるPVの差が大きく、上は数千~下は数十PV。だから『ウチは人気記事もあるんだからね!』と主張すべく、人気記事を何本か更新して申請送りました。ま、気休めの対策ですね。
前回申請時からサイト状況を変化させる
最後は、完全に感覚の話。再申請時に新規記事(もちろん一定の質を意識したもの)を入れてみました。6回目の申請(合格)で初めて意識した部分。
さほど関係ないでしょうが、何しろ審査基準がわからないので、少しでも合格率を高めるために…というような温度です。
おわりに
当たり前ですが、アドセンスは合格がゴールではなく、合格して広告を表示させ収益が出てからがスタートです。
サイトの状況に自信があって非承認になると、焦りが出ることもあります。早く広告を掲載したいばかりに急いで再申請しても良いコトは少ないと思われるので、公式をよく確認しながら、非承認になりそうな箇所を減らしていくのが合格に一番の近道だと思います。
以上、参考になれば幸いです。
アドセンスの成果が一定金額を超えると、Googleから住所確認の通知が届きます。アドセンス管理画面で「郵送したよ」と連絡がきてるはずなので、通知にあるPINコードを入力します。
これで、振込金額に達すると広告料が振り込まれます!

すげーGoogleから郵便だぜ!
以下は個人用です。
◆初申請時のサイト状況
運営期間 | 約半月 |
記事数 | 12(うち自己紹介1) |
最少文字数 | 600文字以下 |
最大文字数 | 2,700文字程度 |
プライバシーポリシー | 有 |
お問い合わせ | 有 |
サイトを始めた勢いで、とにかくアドセンスに合格!と思ってた。即落ちて冷静になれたよ。後に記事を見返すと内容も酷かった。気持ちが先行したことを反省。
以降、内容を充実させることを意識し、アドセンスは保留に。
◆合格時のサイト状況
運営期間 | 1年~ |
アクセス状況 | 1,500PV~ / 月 |
記事数 | 100以上 |
最少文字数 | 407文字(ポエム) |
最大文字数 | 12,659文字(漫画記事) 6,231文字(心の話) |
掲載画像 | フリー画像とオリジナルの混合 |
プライバシーポリシー | 有 |
お問い合わせ | 有 |
しばらくアドセンスのことを忘れて、サイトがそれなりに形になってから再申請を始めました。コンテンツの修正もしまくったけど、結局は基本的な設定ミスで弾かれていただけかもしれない…。